妊婦のお通じに関する悩み
妊娠してから便秘になった、という話をよく耳にします。
妊娠によって起こる便秘の原因は様々ですが、多くの妊婦の方に見られる傾向としては、次のようなものが挙げられます。
最も一般的なことは、子宮内部で胎児が成長するに伴い、腸が圧迫されてウンチの流れが遮られてしまうケースです。
妊娠後期に入ると胎児が急加速で成長しますから、腸が圧迫されることは当然ですが、脂肪が増えていることも圧迫につながります。
妊娠中の太り過ぎは妊娠中毒症の原因になるともされていますから、太りすぎには注意が必要です。
また妊娠後期の外出時などは、お腹が重いために和式の便器しかない施設では、便意を感じても我慢する方もいるようですが、これも便秘の原因になりますので、便意を感じたら必ずトイレへ行くようにしましょう。
太りすぎとも関係しますが、妊娠中は運動不足になることも便秘を誘発します。
ただしお通じのためとは言え、腹筋を鍛えたりしてはいけません。
お通じどころか、子宮に過度の負担がかかってしまいます。
適度な有酸素運動を心がけましょう。
外国の方は妊娠中もジョギングなどをされるようですが、日本の産婦人科ではあまり勧められないようです。
毎日歩くだけでも効果がありますし、歩行によるリラックス効果も期待できますからお勧めです。
また妊娠中はホルモンが多量に分泌されたり、つわりなどが酷いために極端な食の嗜好に傾いたりと、腸が正常な動きをしたくても出来ない状況が作られやすいことも、お通じの調子が悪くなる一因です。
しかし、これらの改善は難しいのも事実です。
ホルモンの分泌が増えることは、胎児を守る上でも大切なことですし、つわりの症状が改善されるまでは食べられる物を食べるしかありません。
あまりに症状が辛い時には、お医者様へ相談すると良いでしょう。
ストレスの溜めすぎは下痢の症状の原因になりますし、何より胎児に良い影響を与えません。